原晋監督
前日に能登地方で大地震が発生し、このまま駅伝を開催することが我々にとって本当によいことなのかどうなのか、不安な状態のもとでの参加となりました。
あらためて日常の当たり前が、当たり前ではないんだと、我々は“平和な世の中”の中で走らせていただいている、そのことを感じながら箱根駅伝を迎えました。
駒澤大学1強と言われる中で、12月初旬には、インフルエンザの集団感染で、出走した10人中5人が感染しました。佐藤一世選手に至っては盲腸にかかり練習すらできない、苦しいチーム状況でした。
しかし選手たちは志貴勇斗主将ら4年生を中心に、最後まであきらめずに“負けてたまるか!”という気持ちで頑張り、新記録での優勝を勝ち取りました。
学生の皆さん、学生生活の中で、そして卒業してからも様々な苦しみがあると思います。
いろいろな不安があるかと思います。
皆さんもこれからの人生、“負けてたまるか!”という思いで、頑張ってください。
多くの皆さんに支えられて優勝できました。
来年は、今回の記録に満足せず、10時間40分を切る高速レースに持ち込んでいきたいと思っています。
皆さんとともに進化し続けますので、これからもあたたかいご支援・ご声援をお願いいたします。
(2024年1月11日総合優勝報告会にて)